意外に認識されていないことですが、消防士という職業は日常的に最も危険な職業だといえます。
火災現場への出動全てが死と直面する危険な職業なのです。危険に接する頻度としては警察官より高いといえるでしょう。
今回亡くなられた神戸の消防士は木造家屋の火災で、住民の救助活動に屋内へ突入したところ、2階部分が崩落してきたためその下敷きとなったようです。
安全の確認は出来ていたのか、などと後付けでマスコミや評論家の批判があるかもしれませんが、現場では人命救助が最優先されます。
当然、2階部分の崩落も考えられたでしょうが、そっくりそのまま崩落するとまでは予想がつかなかったのでしょう。
亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
ちなみに私の父親も祖父も、曽祖父も消防士でしたし、曽祖父は殉職しています。父親も在職中に現場での負傷などで通算して1年程度の入院を経験しています。