貞夫（筒井道隆）の店はいつも一般客の姿が見えませんが大丈夫なんでしょうか。精神科の女医である聡子（天海祐希）も臨床心理士の恵太朗（藤木直人）も、自分の心の中のことになるとままならない部分が多くて微笑ましい。瑞恵（松下由樹）は仕事を始めてわがままと家庭での義務の区別が曖昧になってきて、第三者から見ると痛い存在になってしまっています。奈央（大塚寧々）は苦悩を抱えた不幸な女臭がぷんぷん。全体にグダグダ感を漂わせた展開になってきていますが、妙にスタイリッシュに描かれるよりも、そんな彼女達の思うようにならない姿を描いてくれた方が彼女達の年代らしさを感じさせてくれます。
