一周忌

弟の一周忌に墓参りに行ってきました。新潟を10時過ぎの新幹線で上京し、上野駅で降りると、京成上野駅から京成線で特急と各駅停車を乗り継いでユーカリが丘駅へ。改札を出てしばらく待つと弟の嫁さんと大学時代の友人がやってきました。駅の外へ出ると天候はやや悪く、雨交じりの風が吹いていて非常に寒い思いをしましたが、昨日は暖かかったそうで気温差が大きいとのことでした。タクシーを呼んで墓のあるやすらぎパーク佐倉に向かいます。割と新しい霊園だそうで、生前に建立されたお墓も多いようです。弟は樹木葬という新しい形式のお墓に埋葬されていました。樹木葬とは墓石の代わりに樹木をシンボルとするお墓で、コンパクトでシンプルなかたちのお墓だそうです。遺骨を埋葬するだけの小さなスペースで済むため、一般的なお墓よりも費用が安く抑えられ、基本的に夫婦だけの骨を埋葬するため、後継ぎを必要としない永代供養となっているのだとか。見た目はシンボルとなる木の周りに芝生が敷き詰められていて、その一つの区画に埋葬される形でした。埋葬されているものの名前が彫られた石が芝生の前に立っており、弟の名前と嫁さんの名前も既に彫られていました。幸い弟の嫁さんは元気そうにしていたのでホッとしました。今は京成佐倉駅前のレストランでパートをしているとのこと。収入減を失ってしまったのですから、仕事をしなければならないことは当然ですが、働きやすい職場だということで、精神的にも良いのではないかと安心させられました。
早いもので弟が癌で逝ってしまってからもう1年がたってしまいました。その間に、今度は私が脊髄小脳変性症(マチャド・ジョセフ病)を発症してしまいました。今後は同じ病気の先輩である母親の介護をしながら、自分の症状の進行ができるだけ緩やかであることを祈り、信じて、生活を送っていかなければならないわけですが、あと何回自分の足で弟の墓を訪れることが出来るのだろうかと自分に問いかけてしまいました。
先月は片足を上げた際にバランスを崩して2回転倒してしまい、そのうちの1回は頭からフローリングに倒れ込んだために、眉間から激しく出血してしまいました。今のところは前のめりでの転倒でしたが、今後後方に倒れて後頭部でも打ち付けるようなことがあると大変ですので気をつけなければいけませんね。走るような運動はできませんが、以前から続けているボウリングは可能ですので、筋力や体力の維持の為にも、筋力がなくなるまでは続けていきたいと思っています。