今週のRelease Radarのプレイリスト、アイドル枠は今週はなし。先週に引き続いての紹介もなしで、内容的にもやや低調だったかなと。
そんな新譜の中で気になったものは、まずドイツのプログレ・バンド、RPWL。ダークな叙情派シンフォニックで、ギターの鳴きが心地よい。
https://open.spotify.com/track/4F4pwi0bsKMqnkfW65AfiX
イエス(Yes)の「Owner OF A Lonely Heart」のリミックスバージョンは、ヴォーカル部分の良さを残しながらディスコ調の曲に仕上がっています。
イギリスのマルチ・ミュージシャン、Bill Lauranceの最新シングル曲は、ピアノを中心としたフュージョンライクな美しい曲。
ノルウェーのシンフォ系デュオ Jordsjø。北欧のエッセンスが感じらるジャズロック寄りの音。懐かしさを感じさせるフォーク調の部分も有り聴きやすい。
同じくノルウェイのOle Michael Bjørndal(Art/Progressive RockバンドOAKのGt)によるソロ・プロジェクト、Caligonautのデビュー作から10分越えの大曲。といってもP子のアルバムにはほかにもっと長い曲が2曲あるのですが。シンフォニックなインストパートと牧歌的なヴォーカルパートが対照的。
その他にピックアップしたい曲は以下の通りです。
続いてDiscover Weeklyの今週のプレイリストの方も、いささか低調な内容。その中でも興味を惹いた曲がいくつか。
ポーランドのプログレッシブ・ロックバンド RiversideのフロントマンMariusz Dudaによるソロ・プロジェクト、
の2014年のアルバムから。ダークなギターのリフをメインにヴォーカルや様々な楽器の音が重ねられていくという、私好みの音作り。
スウェーデンのプログレッシブ・メタルバンド オーペス(Opeth)の2016年のアルバムから紹介されたのは、メタル系を感じさせないフォーク調のギターとヴォーカルがリードする曲。実に親しみやすいが、曲の端々にお遊びが隠されているのが面白い。
フランスのキーボーディスト、ジャン・ミッシェル・ジャール(Jean-Michel Jarre)の2018年のアルバムから。彼の曲調にはあまり変化がないので、長い間安心して聴き続けることのできるミュージシャンです。
オーストラリアのオルタナティヴ・ロック・バンド デッド・カン・ダンス(Dead Can Dance)の2012年のアルバムから。民俗音楽の手法を引用したユニークなワールドミュージックを提供してくれる。プログレの範疇にも入る曲作りが私のツボ。
BBM(ブルース・ベイカー・ムーア)はジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカーそして、ゲイリー・ムーアという3人のレジェンドによるプロジェクト。1994年に出た唯一のアルバムから。オーソドックスなハードロックをすさまじいレベルの演奏で聴くことができます。
スペインのインストルメンタル・バンドというか普通にプログレ・バンドだと思いますがというのがToundra。通算4枚目のアルバムから紹介された曲は、見事なシンフォニック・ロックに昇華されています。
他にも気になった曲をピックアップだけしておきます。