今週のSpotify~Rerease Radar~

DARWIN 3: UNPLUGGED

今週は先週に引き続いて紹介されるアーティストが目立ちました。まずは日本人アーティストから。坂本龍一は引き続き映画「約束の宇宙」(原題Proxima)のサウンドトラック。

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そして海外アーティストでは、Jean Michel Jarre、Yes、The Pineapple Thief、BIG BIG TRAIN、Renaissanceと、先週より増えました。

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今週初登場はまず、1970年代に活動した、イギリスのベテラン・プログレッシブ・ロック・バンドGentle Giant。1975年の6枚目のアルバム「Free Hand」に収録された曲を、Steven Wilsonがリミックスした最新シングルです。当時評価の高かった、卓越した演奏力を楽しめます。

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同じくイギリスのプログレッシブ・ロック・バンドDarWinSimon Phillipsがドラム演奏とプロデュースを担当しているだけあって、実にテクニカルで叙情的なドラマティックな演奏を聴かせてくれます。

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イギリス人ギタリストMoray Pringleの新作は、ジャケットからも感じられる通り、テクニカルでロック寄りではありますが、心地よいフュージョンサウンドです。

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フランスのヘヴィメタル・バンドGojiraは、メタルを基調にしてテクニカルでプログレッシヴな要素の加えた曲調が特徴的です。当初、バンド名のスペルは日本の特撮怪獣ゴジラと同じ「Godzilla」でしたが、法的な問題により2001年に「Gojira」に改名したそうです。

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同じくフランスのプログレッシブ・ロック・バンドLazuliはピアノの伴奏に、フランス語のヴォーカルが乗っかって歌いあげるアンプラグド・アルバムから。

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もう一つフランスの新鋭ジャズ・ロック・グループBend the Futureの最新セカンドアルバムは、「異郷の地で鳴らされたカンタベリー・ロック」と評されたデビュー作からはカンタベリー色が弱まり、より濃密でテクニカルな演奏が披露されています。彼ららしいオリジナリティが発揮されてきたということで歓迎です。

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ポーランドプログレッシブ・ロック・バンドRiversideの、ベーシスト兼ヴォーカリストであるMariusz Dudaの最新ソロ曲は、電子音の刻むビートに、エッジの効いたピアノが絡むスタイリッシュな曲です。

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ギリシャプログレッシブ・ロック・バンドCiccadaは、シンフォニック、フォーク、チェンバー、民族音楽の良いとこ取りといった感じです。フルートや女性ヴォーカルの存在など、私の琴線をくすぐる要素をたくさん備えたバンドです。

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アメリカの実力派ジャズ・ピアニストBill Lauranceが、マンチェスターThe Untold Orchestraとコラボした作品。美しさとテクニックが際立っています。

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同じくアメリカのロック・バンドGreta Van Fleetは、基本的にハード・ロックがその演奏スタイル。ハイトーンのヴォーカルも魅力的で、ブルース調のギターも、メタルのギターリフより好みです。

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ロサンゼルスを拠点とするプログレッシブ・ロック・トリオCoevalityは、ジャズ・ロックをテクニカルに表現する若手グループです。これからの活躍が期待されます。

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今週もたくさんの興味ある曲が紹介されました。新作ばかりなので情報が少なく、ネット検索でも得られる情報は少ないのですが、その作業も楽しみとしてこなしていければと思っていますのでよろしくお願いします。