今週のSpotify~Discover Weekly~

ヴォイス

今週も知っているアーティストは少なかったのですが、わずかながら知っているアーティストの興味深い曲がなかなか多くありました。
今週最も熱かったのは唯一の日本人アーティスト、ジャズピアニストの上原ひろみです。ベースのAnthony Jackson、ドラムのSimon Phillipsを迎えたTHE TRIO PROJECTの第1弾アルバム「Woice」からタイトル曲です。最高のメンバーによる再上質の演奏はたまりません。

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次に数少ない有名どころ。まずは元EL&Pの名キーボードKeith Emerson、同じくベース&ヴォーカルGreg Lake(共に既に故人)による、2010年のライブを収録したアルバムから。オープニング曲なのでおとなしめです。

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イギリスのGentle Giantはその高度な演奏テクニックと、独創的な曲作りで、他に並ぶもののないバンドです。1975年の7枚目のアルバム「Free Hand」2012年のリマスター盤から。

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イギリスのジャズ・ロックの重鎮で、カンタベリー・ミュージックの礎を築いたグループとして知られるSoft Machineは、私の好きなミュージシャンが多数在籍していたバンドです。1975年~1981年の作品を集めたアンソロジー・アルバムから。

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David Sylvianもイギリスのシンガーソングライター、ミュージシャンで、元Japanのリーダーとして活躍しました。1987年の4枚目のソロ・アルバム「Secrets of the Beehive」の2003年のリマスター盤からの曲は、Japan時代の暗さや、気だるげなイメージとは違い、スタイリッシュで洗練されたロックです。

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アメリカのSantanaは、ラテン・ロック・ギタリストとして有名なCarlos Santanaを中心にしたバンドで、活動歴が50年を超えるご長寿様ですが、この曲は2016年に制作された「Santana IV」から。このアルバムは「Santana III 」(1971年)に参加したメンバーのうち5人が再結集して制作されたので、このタイトルがつけられたということです。抑えられてはいますが、相変わらずエモーショナルな演奏です。

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ここからは馴染みのないアーティストの紹介です。
アメリカの轟音系ポスト・ロック・バンドCaspian バンド創設時からのメンバーを亡くしてから制作された4枚目のアルバム「Dust and Disquiet」から。優美なギターサウンドが奏でられ、シンプルで力強いドラムとベースのリズム隊が頼もしく感じられます。

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同じくアメリカのプログレッシブ・メタル・バンドRedemptionはテクニカルで、複雑、そして轟音のリフを組み合わせて演奏するスタイルを持っている点で理想的です。当然この曲も好みにピッタリですね。

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Carpenter Brutはフランスのシンセ・アーティストで、その演奏は同じフランスのシンセ・アーティストJean Michel Jarreと比べると、ダークな曲調を特徴としています。それはこのライブ盤でも変わらないようです。

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イタリアのジャズ・ベーシストCristiano Paratoが、ギタリストのMike Stern, ドラマーのDave Wecklを迎えて制作したアルバム「Riding Giants」から。フュージョンとしてはかなり音圧が強く、ドラマティックな感じが面白い印象を受けます。

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フィンランドのフォーク・ロック・バンドHexvesselによる力強い演奏は、わざとやや歪み気味の音も加わって、フォーク・ロックにありがちの、美しいだけの曲にはなっていないのが素晴らしい。

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Aleah(Liane Stanbridge)スウェーデンで活躍した。南アフリカ出身の女性シンガーソングライターでした。残念ながら2016年にがんで亡くなられてしまいましたが、彼女の唯一のソロ・アルバムが昨年発表されました。シングル・カットもされたこの曲では、二度と聴けなくなってしまった彼女の歌声の素晴らしさに感動を覚えます。

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オーストラリアのポスト・ロック・バンドMeniscusは、ギターをメインにしたアンビエント・ミュージックという感じで、軽快な音を聴かせてくれますが、曲の流れにはドラマティックな盛り上がりもあり、単調さは全く感じられません。

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今週もたくさんの素晴らしい曲との出会いがありました。私の好みを把握して、世界各地から素敵な曲を探し出してくれる、Spotifyの賢いAIさんに感謝です。