日本人アーティストの紹介は2週連続の上白石萌音。布施明の「君は薔薇より美しい」のカバー。優しい曲。
私の既知のアーティストとしては、たびたび紹介しているイギリスのBig Big Trainのニュー・シングル。相変わらず、テクニカルな側面と、聴き易さの両面を併せ持つバランスの取れた演奏が心地よいバンドです。
続いては何度か書いていますが、日本のアイドルとは同名ながら、アイスランドのフォーク・ロック・バンドとして世界的には有名なAmiina。新曲がこれまた繊細で美しい。期待を裏切らない出来です。
先週も紹介したフィンランドのSilver Lake By Esa Holopainenは最新アルバムから2曲目。ギターのアルペジオから始まる美しい曲。甘い男性ヴォーカルも乗っかり、シングルカットしやすそうな曲です。
こちらも先週紹介したドイツのプログレッシブロック・バンドSylvan。その新作アルバムからの2曲目。テクニカルなハードロックという風情を下地にした親しみやすいプログレです。
同じドイツでも超のつくベテラン・バンドがTangerine Dreamです。初代リーダーのEdgar froeseが2015年に亡くなって以降も、残されたメンバーがバンドを継続しています。ここでも何度か紹介しているUlrich Schnaussを中心にして、日本人の山根星子もエレクトリック・ヴァイオリンなどで参加していますが、最新作はベルリンでのライブアルバムです。
Stephan Micusもドイツ出身のニュー・エイジ系のミュージシャンで、多分2度目の紹介になります。様々な民族楽器を自分で操り、多重録音で曲を作り上げるのが特徴ですが、この曲はシンプル。
David Minasianという北米出身のマルチ・ミュージシャンの2010年のアルバムのリマスター盤のボーナストラックのシングル化です。当時からCAMEL諸映像作品の制作も手がけてきただけあって、CAMELを連想させる曲作りですが、この曲ではCAMELのAndrew Latimer(g)がゲスト参加しています。
オランダのプログレッシブロック・バンドChain Reaktorは、LAAN兄弟とその父親を中心に、ベーシストを加えてバンドを結成、さらにゲストミュージシャンを加えて、デビューアルバムを制作しました。ほぼ家族バンドにしては質の高い曲に仕上がっています。これからさらに音に厚みが加わっていけば、良質のバンドに成長していきそうです。
イタリアのモダンジャズ・バンドCalibro 35の最新作はミニアルバムで、紹介された曲は懐かしのメロディーが聴こえてきます。
ノルウェー出身のマルチ・ミュージシャンAnders Buaasによるプロジェクト。タロットカード、その中に存在する大アルカナという22枚のカードからインスピレーションを受けた、トラック22曲で構成されました。そこからのシングルカットはギターの奏でる調べと、キーボードのパッセージが紡ぎあげる世界の美しさに魅了されます。
ハンガリーのDjabeはジャズとアフリカやハンガリーの民族音楽を融合させた音楽スタイルを持っていますが、近年は元GenesisのギタリストSteve Hackettとのコラボ作品を多く発表してきました。新作は2018年から2020年まで行われたライブを収録したもの。DjabeとSteve Hackettは実に親和性が高いように思います。まとめて2曲の紹介になります。
スウェーデン出身のジャズ・ベーシストLars Danielssonのバンド形式の新作アルバムから。バランスの取れた充実の演奏が聴けました。
Imbaruはチリの音楽プロジェクトで、フォーク、アンビエント、ミニマルの要素をはらんで美しく展開する旋律が印象的です。南米的な印象はあまりなく、ユニバーサルな感じです。
今週も素敵な音楽をたくさん紹介していただき、SpotifyのAIさんに感謝いたします。