日本人アーティストの紹介は３週連続の上白石萌音。今週は中山美穂「世界中の誰よりきっと」のカバー。Little Gree Monsterは１週おいての連続。そしてNegiccoに曲も提供している冨田ラボの新曲はラップでした。
海外アーティストでは、ハンガリーのDjabeが元GenesisのギタリストSteve Hackettとのコラボアルバムから２週連続での２曲紹介。
他にも、ドイツのプログレッシブロック・バンドSylvanが３週目。イタリアのモダンジャズ・バンドCalibro 35が２週目の紹介でした。
今週は既知のアーティストも多く紹介されました。Discover Weeklyでもよく紹介していたイギリスの凄腕プログレッシブロックバンドのGentle Giantの１９７５年のアルバム「Free Hand」を、Steven Wilsonがリミックスした最新盤から。
１９６０年代後半より活動しているイギリスのプログレッシブロックバンドVan Der Graaf Generatorのリミックスシングルも出ました。
映画「エクソシスト」のテーマ曲で有名となったMike Oldfieldはロンドンオリンピックの開会式の音楽も担当しました。最新のリミックス集より。一体何バージョン目になるかわからないのですが、個人的に好みです。
The Gridというエレクトロニック・ダンスを手掛けるイギリスのバンドに、King Crimsonの主宰にしてギタリストのRobert Frippがコラボしたアルバムから。タップダンスのようなリズムに、Robert Frippのギターが絡むと、極上のミュージックが出来上がります。
アメリカのプログレッシブロックバンドSpock's Beardの創設メンバーであり、ここでも何度か紹介しているスーパーグループTransatlanticでも活動しているNeal Morseが自身の名を冠したThe Neal Morse Bandで発表した新作シングル。かれのキーボードテクニックだけでなく、味のあるヴォーカルも楽しめます。
ウクライナのなんとも不思議なギター奏者Estas Tonne。彼の最新シングルとはいっても１７分越えの大曲です。曲を聴くだけでもアコースティックギターの音色に引き込まれていきますが、YouTubeにオフィシャルな映像がたくさんアップされていますので、それを見る方がより魂を揺さぶられるかもしれません。
ここからは最も楽しみにしている音を初体験したアーティスト。
２００２というユニークな名を持つアメリカのニューエイジ・ミュージックグループは、多くの作品を発表してきていますが、この作品も本当に美しく、心が洗われるような曲に仕上がっています。
イタリアのプログレッシブロックバンドKarmamoiの最新アルバムは、George Orwellのディストピア小説「１９８４」に触発されて制作されたそうで、収録曲はいずれも１０分弱の大作揃いとなっています。
Auriはフィンランドのポップグループですが、紡ぎ出される音楽は、透明感のあるケルト・ミュージックという不思議なバンドです。もちろん美しければ問題なしです。
デンマークのヴァイオリニストBjarke Falgrenは、最新アルバムでその技術のテクニカルさをひけらかすのではなく、叙情たっぷりに聴かせてくれるタイプ。ロック中心のSpotifyの中では安らぎを覚える音です。
ポーランドのキーボード奏者Michał Łapajは、以前紹介したプログレッシブロックメタルバンドRiversideのメンバーです。まだアルバムの発表はなさそうですが、シングルは多分４枚目。ダークなメロディーに暗いだけでなく気だるさも感じさせるヴォーカルが乗っかっています。
ロシアのサイケデリックロックバンドThe Re-stoned。最新シングルから１３分超えのライブテイク。ドライブ感というよりもスローなテンポが心地よさを感じさせる音です。
パナマ出身のギタリストErnesto Schnack。情報が本当にないのですが、最新シングルでは、透明感というよりも、やや粘着系の音が特徴で、ブルースの香りも感じさせる演奏です。
