今週のSpotify~Discover Weekly~

Veil of Imagination -Ltd-

今週も結構ベテランの昔の曲が多くピックアップされていました。思わず懐かしさを感じてしまいました。
まずはアメリカン・プログレッシブハードの雄。Kansasの1975年のセカンドアルバムから。初期のアルバムからということで、シンフォニックかつ大仰な曲展開が当時のプログレのトレンドでした。

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続いて、当時3大プログレバンドと称されたイギリスのEmerson, Lake & Palmerの1971年のセカンドアルバムから。半世紀も前の作品なので、特にキーボードの音が制限されており、やや古さを感じるかもしれませんが、それを上回る曲の構成力と、演奏テクニックが素晴らしいです。アルバムタイトルの組曲ということで20分を超える大曲です。

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同じくイギリスのManfred Mann's Earth Bandも1975年の6枚目のアルバムから。上記の2バンドよりはソフトで、やや古めの音作りですが、次のアルバムからは更にソフトかつポップな曲構成になっていきます。

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Dixie Dregsアメリカのプログレッシブロックばんどですが、アメリカらしくカントリー音楽の影響を受けた要素も感じられました。1981年の6枚目のアルバム(このアルバムではDregs名義)からの曲は、リーダーのSteve Morseらしいギタープレイをメインに、すべてのパートがバカテクを競うような印象です。

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ジャズレーベルであるECM所属のアメリカ人ギタリストRalph Townerは、私の最も好きなジャズギタリストの一人ですが、彼の4枚目のアルバムはECMレーベルの名プレイヤーたちのサポートを受けた素晴らしいアルバムに仕上がっています。

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イギリスのギタリストでシンガーソングライターのPeter Framptonは、ギターヴォーカルの先駆者として認知されていますが、1966年のデビュー以来現在に至るまで長い活動期間を誇っていますが、昨年のツアーは新型コロナ感染のために残念bNながらキャンセルされてしまいました。1995年の11枚目のソロアルバムからの曲も、耳に残る素敵な旋律と歌声です。

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ニューヨークを活動拠点とするフュージョンギタリストShubh Saranは、6か国で育ってきた経験から、様々な国の音楽に影響を受け、ワールドミュージックに融合されています。そんな彼の昨年発表のミニアルバムから。

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アメリカのボストンで結成されたプログレッシブメタルバンドWilderunの2019年に4年ぶりに発表されたサードアルバムから。重厚なオーケストレーションを特徴とするデス系シンフォニックメタルへと変貌しています。ヴォーカルが完全なデス声で張り上げる感じではないので、なんとか許容範囲です。

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ブラジル出身の女性ギタリストLari Basilioフュージョン系ではありながら、硬質でテクニカルな演奏を聴かせてくれます。2019年の最新アルバムから。

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今週も少し少なめの紹介になってしまいましたが、次週は悲鳴を上げるほど多くの曲が紹介できることを期待したいと思います。