今週のSpotify~Discover Weekly~

Kismet

先週、少数精鋭と書いた反動か、今週は百戦錬磨のアーティストが綺羅星の如く紹介されています。
イギリスの代表的なプログレッシブロックバンドのひとつ、Genesisの2代目ギタリストだったSteve Hackettの、1992年に発売された東京でのライブ盤から。彼は来日も多く日本好きなのではないでしょうか。このライブ盤は2枚組で収録曲も多く演奏も充実しています。

イギリスの古参プログレッシブロックバンドVan Der Graaf Generatorはこれまで1970年代のリマスターベスト盤からたくさん紹介してきましたが、今週は懐かしい1970年発表のアルバムから、今年リマスターされた曲を紹介します。ピアノがエレガント。

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イギリスのThe Moody Bluesは、プログレッシブ・ロックの草分け的存在としても知られ、音楽にいち早くメロトロンを取り入れたバンドでもあります。1988年のアルバムからの曲は重厚なイントロから甘い男性ヴォーカルが重なるバラード調ポップスです。

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同じくイギリスのプログレッシブロック要素をもつポップロックバンドSupertrampは1985年のアルバムから。シアトリカルな曲構成が特徴で、ここでも私の好きなピアノが活躍しています。

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Pink FroydのギタリストでもあるDavid Gilmourの場合、個人的にはソロ作品の方が好きなのですが、1978年のファーストソロアルバムを2006年にリマスターしたものから。アーバンでダンディーなイメージのナンバーです。

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イギリスの2人組バンドTears for Fearsは1980年代に数々のヒット曲を放ち、一躍話題のアーティストになりましたが、その後は良質なブリティッシュロックサウンドへ音楽性を進化させてきました。1995年に発表されたアルバムに収録された曲は、円熟味のあるギタープレイに、意外に若めのヴォーカルが絡み聴き易い仕上がりです。

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シンフォニックで、スペーシーなサイケデリックサウンドをミックスした音楽性を持つ、ドイツのEloyは1979年のアルバムの2019年リマスターから。コンセプトアルバムのイントロ的役割を持った曲ということで、重厚感に溢れています。

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ドイツのMichael Rotherはエレクトロサウンドグループ(Kraftwerk、NEU!、Harmonia)を渡り歩いた後にソロ活動に移行していますが、これは昨年のアルバムから。完全に力の抜けたリラクセーションミュージックになっています。

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オランダのプログレッシブロックバンドFocusは、メンバーのThijs van Leerによるヨーデル風ヴォーカルで話題になったバンドですが、基本的にはジャズ的な要素を備えたテクニカルな曲を得意にしていました。これもそのような曲です。

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オランダのミュージシャンで、Ayreonという音楽プロジェクトのオーナーとして紹介してきたArjen Anthony Lucassenによる新しい音楽プロジェクトがGuilt Machineです。2009年発表の唯一のアルバムから。Ayreonと比較してバンド要素の強い音作りです。新作が期待されます。

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ノルウェーのギタリストOwaneの2018年のアルバムから。この当時でもクオリティに遜色はありません。私にとっては安心のブランド的なアーティストになっています。

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イタリアの超ベテランバンドPremiata Forneria Marconi(P.F.M.)は3枚組ベスト(ライブ含む)から、ファーストアルバムに収録の1曲目です。イントロ的な曲なので短めですが、バンドをよく表しています。

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アメリカのロックバンドJourneyは、1970年代中期から隆盛期を迎えたアメリカン・プログレ・ハードの代表的なバンドとしても知られていますが、よりハードロック志向が強くなった1983年のアルバムから。

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同じくアメリカのロックバンドAmbrosiaJourneyと同様にプログレッシブロック的要素を取り入れたバンドでしたが、徐々に都会的サウンドを取り入れて、AORのファンに支持されるようになります。1975年のファーストアルバムは、何度か紹介したこともあるエンジニアのAlan Parsonsを迎えて制作されました。

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私の好きなアメリカのジャズギタリストPat Metheny Groupの2002年のアルバムから。ギターの音色は間違いなく彼自身のものでありながら、ジャズ・クロスオーバーの王道を行く曲になっています。

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オーストラリアのベース2本、ドラムという変則な編成のプログレッシブメタルインストバンドThe Omnificの2017年のアルバムから。重低音を利かせて聴くと、すさまじく格好良い。

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ここからは私も初聴取のアーティストになります。といっても1曲だけですが。
カナダのジャズベーシストAlain Caronの1993年のセカンドアルバムから。ベーシストのソロとしてはオーソドックスな音です。それだけにベースの音をじっくり楽しむことができるのではないでしょうか。

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