今週は海外盤のみで少数精鋭のお薦めになります。
MarillionやPink Floydから影響を受けたサウンドやメロディーを聴かせてくれるドイツのプログレッシブロックバンドRPWLの、２０１９年のあまりにダサいアメコミ風ジャケットのアルバムから久々の３曲目は、アルバムで一番長い１０分越えの作品で、冒頭の鳴きのギターが印象的です。
スウェーデンのプログレッシブロックバンドHällasの２０１７年のアルバムから。URIAH HEEP等のハード・ロックからの影響の大きい70年代サウンドで力強く美しい、透明感のあるヴォーカルも魅力的です。
デンマークのプログレッシブメタルバンドVOLAの２０１８年のアルバムから。硬質な男性ヴォーカルをメインにして重厚感を感じさせる曲ですが、ギターの音色などの美しさが際立ちます。
アメリカのシンガーソングライターJohn Garciaは、ストーナーロックバンドのKyussなどの創設メンバーとしても知られていますが、生ギターの響きが心地よく、ややかすれ気味のヴォーカルも味があります。
アメリカの電子音楽アーティストLazerhawkの２０１７年のアルバムから。ジャケットを見てもう少し疾走感のあるシンセ・ミュージック化と思いましたが、意外にミドルテンポで、広いハイウェイを安定してクルージングしているような感じでしょうか。
最後もアメリカのDavid Helplingはギタリストおよびキーボード奏者であり、アンビエントミュージックおよびエレクトロニックミュージックを専門とするレコーディングアーティストおよび映画作曲家です。２０１９年のアルバムからの曲は、アンビエントらしい曲調ですが、眠くなるようなことなく刺激的な音がちりばめてあるのが気に入りました。
紹介した曲が６曲と少なく、初めてイギリスのアーティストがいませんでしたが、このコーナーを立ち上げた当初と比較して、推薦の判断基準がやや厳しくなっています。
