最終巻が発行されたのは今から６年前。月刊少年マガジンに連載されていた当時にリアルタイムで読んでいましたが、先日コミックスでまとめて読む機会が有り、１日に２巻のペースで一気に読み終えました。当時はあまり気にしてはいなかったのですが、主人公のお姉さんが発症して苦しむ事になる病気（病名は明かされていません）が、数年前に発症した私の病気の症状と酷似しているのです。特にお姉さんが歩行している状態を描いたものが、私の歩行状態とほぼ同じということで、母親の病気が遺伝したというのも私と同じです。そのために今回は特別な思い入れも込めらた目で読ませていただきました。話の構成としては同じ作者による名作「ＢＥＣＫ」と同様のものがあり、連載当時と同様に話にのめり込んでしまいましたが、サイドストーリーとして描かれていたお姉さんのその後や、作品を貫く大きな謎でもあった巨匠沢村叡智の描かれなかった最後の作品「ＴＯＲＵＳ」についてももう少し知りたかったです。
