テレビドラマのジャンルで警察物と同様に多いのが医療ドラマのジャンルです。基本的に病院が舞台のものが多いのですが、実は私の職歴とも接点があります。もちろん私は医師でも医療従事者でもなく、事務局の局長補佐として携わっていたのですが、タクシー会社に勤める前の職歴がそれにあたります。医療行為は当然のこと関わることはありませんが、病院の運営にかかわること一般が仕事になります。私が病院に勤め始めての最初の仕事が、旧病院棟から新築された新病院棟への引っ越しの指揮でした。引っ越しの業者選びから始まり、医師のリクルート、医用機器・備品の移動・調達を含めて引っ越し全体のスケージュール管理を担当しました、新しい棟での業務がスタートしてからは、大学や専門学校、企業を対象としての定期健康診断の企画・運営を担当しました。ですから、ドラマでの医療行為そのものの描写については関係が浅いのですが、医師を含む医療関係者との人となりについては一般の方とは異なる見識を持っていました。また、研修医の存在や、救急指定病院ではなかったので、救急医療は基本的に担当しませんが、夜勤の待機医師のアルバイトなど結構細かなことについても経験することが出来ました。ですので、医療ドラマについては一部当事者感覚で見ることがあります。
テレビドラマについては他にもいろいろなジャンルがありますが、私の職歴でまだ関わりのあるジャンルがありますので、次回以降はそこに触れていこうと思っています。