1995年の冬、オーストリアのウィーンで開催されたドラムコンサートの参加者によって結成されたDrums On Earthの1997年のアルバムから。ドラムやパーカッションによるインストルメンタル作品ですが、重すぎず軽すぎずバランスの良い作品です。
ウクライナ出身のEstas Tonneはギター一本、しかもインストだけで観客を魅了する超ド級のストリート・パフォーマーで、現代の吟遊詩人です。2021年に発表されたライブアンソロジーからリマスターで収録されています。ライブでないような静寂の中に冷徹なギターの音色が響き渡ります。
Camille KarieとKennerly Caye Kittはアメリカの双子のハープ奏者でHarp Twinsとして作曲、編曲、エレクトリック・ハープとコンサート・グランド・ハープを使用した演奏を行っています。Dromil & Dromal Volfgangの双子のドラム、パーカッション奏者によるというダブル・デュオによる昨年のシングル曲。力強さと美しさの融合した曲です。
カナダの二人組ニューエイジミュージックプロジェクトMythosの2006年のアルバムから。ジャズ、クラシック、ゴスペルソウル、さまざまなワールドスタイルからの影響が見受けられます。ボーカルパフォーマンスも楽器の一種のように聴こえます。
オーストラリアのDead Can Danceは1980年代のオルタナティヴ・ロック界の代表的存在でしたが、1998年にいったん解散し、2005年から再び活動を開始しています。どちらかというと、メンバーのLisa Gerrardの曲を多く紹介しています。曲は2012年のアルバムから。ゆったりと流れる叙事詩的な曲調が好みです。