BS-i BSフジ「68」にて『東京少年 寄生木(やどりぎ)』

 宮崎あおい主演のショートフィルムで、男性に憧れた主人公が、彼と同じファッションに身を包み、彼の後を追って歩いた末に・・・という約12分間の作品です。
全編に渡り台詞は無く、音楽と彼女の動きと表情による純粋な演技が見ものです。
彼女の演技ですが、もはや貫禄すら感じさせますね。
終わり直前の「笑み」の演技などは鳥肌ものです。
で、話しは昨日に戻るのですが、それほどの演技力を持つ宮崎あおいであろうが、岡ひろみを演じることは出来ません。
作品の掲載から約30年が経過し、「エースをねらえ」はファンの心の中で永きに渡る熟成の時を経てしまっています。
余程、イメージに合った役者でなければ確実にイメージに負けてしまいます。
アニメがそれなりに評価されているのは、漫画のイメージをできるだけ損なわないような演出がなされていたからです。
試合シーンにはCGを使用するなどと浮かれていては、先が案じられます。