雑誌流通事情

 最近、発売日当日の午前中に書店へ行ってもヤングサンデーが手に入らない。
小さな書店だけでなく、地元の大き目の書店でも同様に見当たりません。
更には、コンビニでも売切れの店が多く、何軒か探し回らなければなりません。
ヤングサンデーほどではありませんが、モーニングも同様のようです。
知り合いの書店に聞いてみると、昨年くらいから極端に発行部数が減っている上に、書店への配本自体が抑えられていて、毎週完売するものの配本が増えないとのことでした。
雑誌に関してはコンビニに流通を優先されており、各コンビニ限定の付録を出版社自身が付けるなど優遇されています。
コンビニ側に要求されても、雑誌販売スペース確保のためには受け入れざるを得ないのでしょう。
可哀想なのは書店側、確実に部数が捌ける雑誌はコンビニに優先され、それ以外の雑誌ばかりを扱わなければなりません。
再販価格制度の上に胡坐をかいていた書店側も問題ありと思いますが、このまま売れ筋商品は全てコンビニ優先、付録などの出版社によるサービスもコンビニのみ対象という状況が継続して、一般の書店が淘汰されていってしまうと、本好きで書店めぐりが趣味の私にとってはゆゆしき事態となってしまいます。
書店とコンビニ、もう少し上手い住み分けができると良いのですが。