漫画原稿を守る会跡地

「創」7月号の特集は『日本マンガの「苦悩」と「未来」』ということで、その特集の1コーナーとして5月26日に行われた「走る!漫画家」出版記念のトークライブの内容が紹介されていました。
記事の内容は、すがや先生のblogと2ちゃんねるに掲載されたレポートを合わせると、それぞれがお互いを補完するような内容になっていましたが、残念だったのは「創」編集部によるコメントが添えられていなかったのと、質疑応答の部分がカットされていたことです。
事件の最初期から係わりをもち、さくら出版の西池元社長にも取材したりした雑誌としては、この記事をして事件の総括とするのはいささか生ぬるい取材姿勢と感じざるを得ません。
7月13日には新宿ロフトプラスワンにて、唐沢俊一氏と渡辺やよい先生をゲストに呼んだトークライブが開催されるようですが、プログラムを見ると与えられている時間は30分ばかりでしかないようです。渡辺先生には唐沢氏に対して「日本オタク大賞」ノミネートのお礼なり、嫌味なりも含めて積極的な発言を期待したいと思います。
「創」編集部はこのトークライブの記録も含めて、「創」として事件の総括の記事をまとめていただくことを期待したいと思います。
全国ニュースにもなったこの事件、誰ともなく知られずに守る会閉会で終了というのでは情けなさすぎます。