漫画原稿を守る会跡地

昨日、川島先生の日記について指摘した点ですが、私の方に勘違いがあったようです。
私が指摘した部分の話は、原稿返却の際に教えてもらった、さくら出版で描かれていた漫画家の方のお話だったそうで、対象となった出版社はさくら出版であり、あきれた編集者は西池氏ということになります。
守る会結成以前の話ですから、私の指摘は大間違いだったようです。申しわけありませんでした。
日記の最初の方で触れられていた、連絡なしで再録されていた漫画家さんは、再録した出版社と、原稿を提供した出版社のどちらにも連絡して掲載した分の再録料を払ってもらい、無断で使用された原稿も早急に返却してもらうことになったそうです。
漫画の再録と原稿の保管の問題は難しいものがありますね。
原稿が出版社や編集プロダクションに残っていてこそ簡単に再録に利用することが出来、それが漫画家さんの収入にも繋がりますが、出版社や編集プロダクションが良心的であることが前提として欠かせません。その辺のバランス感覚が漫画家それぞれの置かれた立場によって微妙に違ってくるのではないでしょうか。
それと、振込み名義人については、寝ず見さんの昨日のコメントにあるように、「ゲンコウシヨウリョウ」などという名義で入金されるとは、一般企業で仕事をしている人間にとっては想像もつかないことでした。
入金したことの証明を自ら放棄するようなことがあるんですね。世間には知らないことがまだまだいっぱいあります。勉強になりました。
そういえば、私がこの事件を日記で取り上げるようになってから、昨日でちょうど1年になりました。
この1年、早いような遅いような感じがしますが、この事件は世論的にほんの一瞬だけ話題となっただけで、ほとんどの期間は世論から無視されつづけてきたような気がします。
守る会もなくなってしまいましたが、私は気を引き締めなおしてこの問題に向き合っていこうと思います。