漫画原稿を守る会跡地

週に1回くらいは原稿流出関係について触れないと、事件そのものが忘れられてしまうので、井出先生には申しわけないが日記をネタで使用させていただきます。
「智香恵のインターネット日記」
http://www2.tky.3web.ne.jp/~love36/diary/index_003/index_395.html

2004/7/07(水)
いま、少しずつ関係者の人に、真実を広げています。漫画原稿を守る会の閉会理由について。その時期に来ているので。みんな凄く驚くけれども「そういう事情なら、やむおえませんね』とご理解をいただけます。賛同者、関係者は、真実を知る権利がありますもの、聞かれれば話して証拠を示すしかありません。でも会は、まだ残務整理と言う形でネットの上に公開されています。別の形で、息を吹き返す事はありえますね。

如何せん、漫画を描きながらやるには荷が重すぎると言うか。とにかく大変ですよ。みんながんばってきたんですから、、。

ところで、アメリカの大リーグのオールスター選出で松井秀喜をネットで投票しましょう。最後の一人の粋に彼が入っています。彼がオールスターに出られるかどうかは、ネットの投票数次第。わたし、大リーグの日本人選手を片っ端から応援しています。
スポーツは、するのも見るのも大好きです。そう言えば、オリンピックも近い!楽しみ−ー−。

少しずつ関係者の人に、真実を広げているそうですが、一般の賛同者には内緒の話にもかかわらず、自分が募った賛同者には対面があるので説明しなければならない。
確かにそうですが、それを日記で吹聴する必要はないでしょう。ある意味で一般の賛同者には失礼な話です。日記の書き方・内容のどちらにもデリカシーが感じられないのが井出先生の特徴です。
一人一人連絡をとるのにも長電話・長FAXでは確かに少しずつしか説明できず、時間がかかってしまうことでしょう。せっかく電話を掛けても留守の方も多いようですから。
井出先生へ電話を掛ける関係者がどれだけいるのか知りませんが、基本的には掛ける方専門なのではないでしょうか。ほとんどの先生方は時間帯制限のない長電話や長FAXに頭を抱えていて、連絡をとろうとすら思わなくなっているようですが。
大リーグオールスターでの松井選手へのインターネット投票は井出先生にぴったりです。パソコンの前に座ってひたすら投票を繰り返してください。先生の得意技である長FAXとは違い、誰も迷惑をこうむることはありませんので。
野球といえば最近の合併騒動を見ていると漫画界と重なって見えてしまうことがたくさんあります。
プロ野球の選手も漫画家も個人事業主であることは同様ですし、ほとんどのプロ野球選手が自分の成績を上げることに集中していて、球界の動向そのものに積極的に関わっていく余裕がないのも、ほとんどの漫画家が作品を仕上げること以外に関心をもつ余裕がないのも共通しています。プロ選手と球団、漫画家と出版社、どちらも契約的には対等なはずにもかかわらず、一部の有名選手、有名作家を除いては、提示される契約条件を受け入れるしかないところもそっくりです。漫画家の場合は契約書すら存在しないという非常識な状態が続いてきたわけですが・・・。
更に野球界には名球会という、球団に対してよりも現役選手に圧力(プレッシャー)を与える優越感の塊的集団が存在し、漫画界でも昔の名前で出ています的漫画家が世間的には強い発言力を持っているのが実態です。
野球界では球団が経営優先でファンを省みず、1リーグ化への道を突き進もうとしていますし、漫画界では売れる漫画の供給という出版社の役割よりも、新古書店・レンタル店問題ばかりに目を向けている印象が強いのですが、漫画家の原稿の所有権すら確立させることが出来ずに、貸与権等の出版社の利益追求に走るのはいかがなものでしょう。漫画家の利益というものが大義名分のように主張されていますが、それならば原稿の扱いだって同様ではないでしょうか。
新古書店・レンタル店・漫画喫茶を含めて、読者というターゲットに対する徹底的なマーケティングを行い、漫画家にフィードバックして、より良い作品作りに繋げていくことが大切でしょう。
発売と同時に買いたくなる作品、手放したくなくなる作品を漫画家と共に作り出していくのが出版社の役目だと思うのですが。