[ドラマ]臨場 第5回(水曜夜放送分)

CSIシリーズと違ってアナログな指紋の検出方法に逆にリアリティを感じます。全体的に警察側の登場人物がアナクロなイメージですから、科学捜査方法ばかりが妙に未来的であっても違和感が増すばかりでしょう。殺された元アイドル・かおり役の小島可奈子の二重顎のラインが悲しさを誘いました。さて、今回は検察官との確執が描かれています。「ハンチョウ」の感想でも書きましたが、どうして上位組織を対立関係にある存在というステレオタイプでしか表現できないのでしょうか。今回はそれなりの緊迫感を生むことに成功はしていたものの、検察官が早めに登場して逮捕を急がせるような言動を見せた理由は分からず仕舞いでした。真犯人の犯行動機はお節介なくらい饒舌に語らせたのにバランスを欠いています。