Negiccoの美談ではない

BUBKA6月号のNegiccoヒストリー連載の臨時追加記事読みました。「矛盾、はじめました」のリリースイベント後半戦を襲ったメンバーのアクシデントと、残されたぽんちゃとファンが一緒になって乗り越えるさまが描かれており、ここにまたNegiccoのストーリー(物語)がひとつ加わったかのような形になっていますが、美しいストーリーの一つとして記録するだけではいけないのではないでしょうか。リリースイベントをぶち壊しかねないアクシデントと、それをぽんちゃとファンが乗り越えていくさまは、確かにNegiccoらしい物語性に満ちていますが、今回のアクシデントは本来ならば防げるはずのものを、引き起こしてしまった経緯があることを明らかにして反省すべき点が大きいのではないかと考えています。
要するにNao☆ちゃんとかえぽの体調不良にははっきりとした原因があるということです。その原因とは、3/29にトレッサ横浜で行われたリリースイベントに遡ります。この日は4月を目前に控えているとはいっても、日没後のイベントですから野外はもちろんまだ肌寒いことは間違いありません。当日参加された方のレポートによれば、リハーサル後も彼女たちは舞台衣装の薄着のまま風避けもないところで、本番まで待機していたとのことです。ほぼ間違いなく、これがその後の体調不良の原因になったと思われます。
これからリリースイベントが佳境に入るという時に、スタッフは何故もう少し彼女たちの体調管理に思いを馳せることができなかったのでしょうか。ここでは事務所の小ささは理由にはなりません。単純な想像力の欠如がリリースイベントを台無しにしかねないところだったのです。今回は終わってみればNegiccoらしい物語になったような記事になってしまっていますが、原因がはっきりしている部分はしっかり反省して、再び同じような失敗を繰り返さないようお願いしたいものです。今回のアクシデントを単なる美談で終わらせてはいけません。