エリート狂走曲

 弓月光のこの作品には懐かしさでいっぱいです。
弓月光は現在も「甘い生活」でヒットを飛ばしていますが、
「エリート狂走曲」が代表作だと思います。
これ以降の作品は大長編が多くなり、
出だしは大変面白いものの、
後半になるとマンネリ傾向が強くなり、
終わり所を間違えたなという作品が多いのです。
その点この作品は、内容と長さのバランスが絶妙で、
その上、女の子のキャラがもっとも美しい作品です。
ま、これは私の主観にすぎませんが、
もう25年も前のこの作品の時代は、
私がマンガに浸っていた時代でもあり、
懐かしく、戻ることができるなら戻りたいという
そんな時代の代表作なのです。