最終話

 結局涙腺緩みっぱなし。
生徒たちの歌う「仰げば尊し」を聴きながら
中村先生は静かな死を迎えます。
間違いなく自分の道を生きた1年間に満足しながら。
映像は最後まで中村先生の心象風景でもあるかのように、
彼とかかわりのある者以外は登場しない。
学校も、病院も、そして合唱コンテストの会場でさえも。
ソフトフォーカス、セピア調の映像とあわせて、
全てが中村先生の夢の中のような演出でした。