ブラックジャックによろしく第6回

 飲み会のためビデオ撮りしておいたのを見ました。
新生児集中治療室に研修の場を移した研修医斉藤ですが、
まだまだドラマとしては静かな出だしで、
先週までに見られたテンションの高い演技は身を潜めています。
マンガ原作のドラマがたくさん制作されるようになりましたが、
原作の読者を満足させてくれる作品は多くありません。
特に原作に忠実なストーリー展開のものには成功作が少ないようです。
なぜでしょう?
例えば、このドラマで私が感じるのは主人公の過度なテンションの高さです。
研修医斉藤を演じる妻夫木の過剰な演技が鼻についてしまいます。
確かに、原作マンガの絵もセリフも非常にテンションの高いものです。
ただ、それを読む私たちは、各自で自分なりの演出をして、
心(頭)の中でシーンを展開させているわけです。
テレビドラマの演出家のイメージ、
あるいは俳優妻夫木としての演技のイメージが、
読者でもあり視聴者でもある私のイメージとイコールではないのです。
そこに違和感が生じてしまうのが残念です。
ドラマ自体の出来は悪くないと思います。
さて、先回まで癒しの意味での名脇役だった綾瀬はるかに代わって、
国仲涼子がナースとして登場しています。
綾瀬とは違って、ストーリーにしっかり絡んでくる役ですが、
見た目(イメージ)として愛すべきナースの理想形ですね。
美しく、清楚でありながら、芯の強さを感じさせてくれます。
綾瀬はるかも同じ病院のナースですから、
今後も出番があると嬉しいのですが。