漫画原稿を守る会跡地

渡辺先生がまんだらけを相手に起こした裁判が今日判決のはずです。結果は渡辺先生のサイトにて発表されるものと思いますが、どのような判決が与えられるにしろ、今後同じような事件で泣く漫画家のいなくなるよう漫画家・出版社・古書店を交えた対応策を考える方向に進んでもらいたいものです。
    ↓
結果が渡辺先生のサイトに発表されました。
http://www.kageki.net/kageki2/contents/news.htm

●8月26日、予定通り開廷され、判決が下りましたので、ご報告させていただきます。
判決を要約すると、以下のようになります。

まんだらけにて売買された生原稿の所有権は、作者である「渡辺やよい」本人にある。
まんだらけが主張した「善意取得」は本件の場合は認められない。
まんだらけは、本件により生じた損害を原告の渡辺やよいに賠償すること。
※賠償額は、あえて伏せさせて頂きます(概ね弁護費用の1/3程度の額)。
・再録されて得られるであろう将来の利益は、本件の場合は認められず。

渡辺やよいからのコメント
漫画原稿の所有権が漫画家にあると認められてほっとしております。
今後の事ですが、私は5月に大病を得てしまったので、申し訳ありませんが、
当分は自身の生活を第一にさせていただきます。

流出原稿の所有権は渡辺先生にあると認められ、まんだらけの善意取得も認められませんでした。
賠償額の多寡には関係なく満足のいく結果だったのではないでしょうか。上記の認定が一番大切だったのですから。
傍観者ながらホッとしています。
それよりも大病を得たという渡辺先生、心配です。