読売新聞ニュースにも出ました

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040826-00000513-yom-soci

破産出版社からの流出原稿販売、まんだらけに賠償命令

 破産した出版社から流出した漫画原稿を販売したのは違法として、レディースコミックで知られる漫画家の渡辺やよいさんが、古書店を経営する「まんだらけ」(本社・東京都中野区)に約1030万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が26日、東京地裁であった。

 棚橋哲夫裁判官は「被告は原稿の所有権の確認を怠っており、所有権を得たとは言えない」と述べ、同社に約18万円の支払いを命じた。

 判決によると、渡辺さんは、依頼された作品10点を出版社に渡していたが、2002年4月、出版社が破産。原稿がまんだらけに持ち込まれた。渡辺さんは原稿料などを根拠に損害額を算定したが、判決は、古書店などでの原稿の販売価格を基準に損害額を算定した。

 渡辺さんは「漫画家の権利を保護する判決で評価したい」と話した。

 まんだらけの古川益蔵社長の話「納得できない判決だ。今後のことは内容を検討のうえ、決めたい」

賠償金の請求額は高すぎたように思いますが、判決で認められた賠償額の方は心情的には少なすぎると思います。算出基準を考えると仕方ありませんが・・・。
漫画家の皆さんにはこの判例を是非有効に活用して、原稿の所有権に関係する部分をきちんとするような動きを見せていただきたいと思います。