神はサイコロを振らない

原作のプロットは影も形もないような感じ(影くらいは残ってます)になってしまいましたが、面白いことには変わりありません。今回は黒木亮(小清水一揮)くんの父親探しのエピソードがメインになっていましたが、このエピソードは原作の市役所職員のキャラが良く書けていただけに原作通りでなかったのは残念です。原作での3日間をドラマでは9日間という設定に変えましたが、それでもほとんどのエピソードを端折らなければならないのは実に勿体無いことです。それだけ原作のエピソードの密度とバランスがよく、展開が上手かったのでしょう。ドラマの方の脚本と演出もそれなりに頑張っています。足りないのは視聴率だけってのが歯痒いことですが・・・。