星海銀のセカンドライフ その20 一過性の健忘症

先月、64歳の誕生日を迎えて、年齢からくるものなのか、物忘れの酷さが顕著になってきて気になっています。認知症の気配はまだ感じないのですが、物忘れについては以前から人の名前が出てこないなど、年齢に相応した脳の不活性化現象はありました。ここまではある程度の年齢になれば仕方のないことだと納得のいくものなのですが、最近多くなってきたのが直前にやろうとしていたことを忘れてしまうことです。これは本当に生活に支障をきたしてしまうので困りものです。具体的にどんなことを忘れてしまうのかというと、外出の際に家の鍵をかけることを忘れてしまう。それも鍵を手にしていながらです。また、ゴミ出しの際にも、ゴミを纏めて玄関先に用意をしておいたのですが、家を出る際にそれを持って出るのを忘れ、車のエンジンをかけて車庫を出る際に、右へ出るか左へ出るかハンドルを切る際に、ゴミ袋を忘れてきたことを思い出すことも何度かありました。そしてこのテーマを取り上げようと思ったのは、スーパーで買い物をしてレジに並び、店員さんが商品をスキャンし始めてから、駐車場の車の中に財布を忘れてきたことが2週続いたからでした。それもスーパーに持って入るトートバックに、スマートフォンは入れたのに、財布を入れ忘れてしまうというあほさ加減にあきれてしまったわけです。認知症の兆しではないと思いたいのですが、生活に少なからず支障をきたしていることも確かなので、これ以上酷くならないことを願うばかりです。