タイヨウのうた 第5話

薫(沢尻エリカ)の病の進行は新曲の完成を待ってくれなかった。脳の萎縮の進行による左手の機能低下が始まり、ギターのコードが抑えられなくなって、せっかく孝治(山田孝之)に披露しようとした新曲の途中で手が止まってしまう。今後への不安から感情を爆発させてしまう薫。彼女の手の代わりとなって捨ててしまったギターを弾くことを決意した孝治。これからは2人で(実際は回りの人間を含めて)病と闘っていくことになるのでしょうが、薫の運動機能の低下は今後も着実に進行していくはずで、辛い戦いを見守ることになると思います。ただ、自分のやりたいことが見つかっている薫はまだまだ幸せなのかもしれませんね。
脊髄小脳変性症の母が主治医に提出したアンケートを見る機会がありましたが、そこには「毎日が充実している実感が全くない」と書かれていました。なんとか充実感を感じる生活を演出できればいいと思うのですが、正直日々の暮らしに追われてなかなかそこまで母にしてあげられないのが残念です。それにしても運動機能が徐々に失われていくドラマばかり見ている自分に呆れてしまいますが、沢尻ファンなので仕方ないですね。