大手芸能プロのマネージャー兼運転手の烏山瞳美として久々にドラマ登場となる松たか子。ひょんなことからシェークスピア劇しか演じない偏屈な大物舞台俳優本能寺（藤田まこと）の担当にされてしまう。担当を外された前マネージャーが意気揚揚と去っていくのを見ると、前途多難であることは想像に難くありません。前職が銀行マンであるプロダクションの新人経理マン相川とのコンビ、その相川が恋してしまう相手に、自分の演技に不安を持つ所属アイドル女優の梓里奈（加藤ローサ）という配役のバランスが取れています。初回から本能寺の子供だと名乗る幼い姉妹が登場するなど、ラブコメ風味を効かせたテレビドラマの定番といった感じで、変化球（直球に見せかけたものも含む）の多い最近のドラマの中では安心して見れそうです。それはそうとして松たか子の顔の膨満感が気になりました。ハードスケジュールなドラマ収録でシェイプアップされることを希望します。なおドラマ中に挿入される彼女の妄想のぶっ飛びぷりは見事です。ドラマ中の生着替えも見物でした。
