バンビ〜ノ! 第6回(昨夜放送分)

省吾(松本潤)のホール係としての艱難辛苦編第2週目。それにしてもホールでの失敗の描写がここまで大袈裟過ぎるのもどうかと思いますが・・・。結局、今回もあすか(香里奈)の助言がきっかけとなって立ち直るのですから彼女の存在は大きいものがあります。しかし常連客・野上(戸田恵子)は手強くてダメ出しされてしまう。「料理が不味そうに見える」という言葉はレストランでは究極のダメ出しでしょうね。省吾のサービスには技術の裏づけはあったものの機械的なサービスになってしまい、お客ではなく料理にしか向かい合っていなかったからでしょう。視聴者にもわかり易い演出でしたね。食事後の野上と与那嶺(北村一輝)との会話で常連客が店を育てる。いい関係が客と店の間に存在していることを感じさせるこちらも好演出でした。省吾の働く環境はこんなに素晴らしいのですから、そこで得られる経験をポジティブに吸収していくことができれば、彼のさらなる成長は確実でしょう。「厨房は美味いもん作る。ホールは美味いもん食わせる」という香取(佐藤隆太)の言葉は至言です。再び来店した野上にお薦めパスタの美味しさを伝えようと作り方を懇切丁寧に説明する省吾は、料理にもそれを食する客に対しても愛を伝えることができたつもりでいましたが、「それは愛じゃないだろ」と与那嶺にダメ出しをされてしまいます。まだまだ前途多難ですね。