砂時計

全60回と長きに渡ったドラマも本日最終回。杏(佐藤めぐみ)と大梧(竹財輝之介)が元のさやに戻ってハッピーエンドなのでしょうが、あかね(小野真弓)や藤(渋江譲二)にとってはけっしてハッピーエンドではなかったわけで、気持ちのスッキリするドラマというわけにはいかなかったようです。中高生時代をじっくり描いて物語を熟成させたのは良かったのでしょうが、現在になってからは駆け足になってしまったのが惜しかった。現代の2人を演じた佐藤めぐみ竹財輝之介も悪くありませんが、中高生時代の2人を演じた小林涼子佐野和真の印象が鮮烈だっただけに、現在のストーリー展開の軽さ・拙速さが目立ってしまいました。椎香役の木内晶子も演技は別にしてビジュアル的にミスキャストだったと想います。
さて、このドラマは録画視聴の率が非常に高いようですが、主人公の中高生時代をメインに描いていたのと春休みにスタートのだラマだったおかげで、女子中高生にかなり人気があったようです。実際、今期のゴールデンタイムのドラマよりも面白く見せてもらいましたし、最近は昼ドラマもストーリー展開や出演者によっては要チェックのものが増えてきたようです。