泉ピン子が出演、リュ・シウォンの共演というあざといキャスティングもあって本来ならば敬遠するはずのドラマなのですが、仲間由紀恵も主演ということになると第１話だけでも見なければなりません。和製刑事ドラマの特徴であるキャラクター重視、組織はステレオタイプというお約束は相変わらずなので、あとはキャラクターの魅力と脚本の面白さに期待するしかありません。だから、畑山来実（仲間）の夕食が丼飯大盛りにふりかけなどという、露骨に狙ったような演出の連続は単なる演出の空回りと言っていいでしょう。それにしても主役のふたり以外の刑事たちがあまりにもダメダメでしたね。もし、このまま彼らがダメダメ状態を続けるのならば刑事ドラマとしても成立しないのではないでしょうか。キャラクターを際立たせるということと、浮かせるというのは全く別物であることを脚本･演出が理解していないのであれば最悪です。
