SP(エスピー) 第2回(昨夜放送分)

訓練中にめまいを起こした井上(岡田准一)ですが、予約なしで陽電子放射断層撮影を含むような精密検査が受けられるものなんでしょうか。即日診断結果が出るのも含めて、SPという職業柄の特権なのかもしれませんが、幾分かリアリティに欠けるような気もします。
極秘で検査入院することになった元総理大臣の加藤(露木茂)の警護を命じられた井上と笹本(真木よう子)ですが、「過去に例が無いから病院が襲われることは無いだろう」と断じるのがSPの上層部というのには呆れます。直接の警護は要望通り2人としても、周辺にバックアップ要員を用意するくらいは必要でしょうね。まあ、日本という国は対テロ対策については世界にも類を見ないほどの緩い国家ですから、SPのあり方に関してもこんな描き方でいいのかもしれませんが、要人警護について井上の能力に頼り過ぎの演出ではないでしょうか。病院を襲ったテロリスト達にあそこまでがっちりとポジションを抑えられてしまうと、挽回はかなり難しいと思いますが次週の井上の活躍に期待します。ドラマだからといって毎週新しいテロリリストが登場するようなバーゲンセールになっては困ると思っていただけに、一話完結ではなくは次週に続くようでホッとしました。