モップガール 第6回

今回の被害者明日香(佐藤仁美)は元グラビアアイドルで女優業に執念を燃やしていたが、その落ちぶれ振りが実に佐藤仁美らしくて納得させられてしまう。タイムリープ後、明日香に殴られた桃子(北川景子)の吹っ飛び方が見事のことに感心。あれは確実に頬骨が砕けてますね。すぐにアザさえ跡形もなくなってしまう桃子は、タイプリープだけでなく別の能力も持っているということでしょうか。スクープカメラマンの島岡のルーマニア人の彼女には見事な蹴りを入れられて一回転。今度はアゴが砕けているはずなのですがアザすらできません。美しい外人女性相手であれば、どんな国の言葉でも話せてしまう大友(谷原章介)もかなり異常なので、二人は実にいいコンビです。今回も3段落ちだったので演出の基本路線なのでしょうが、辛いエンディングにならなかったのはいささか強引ながらもホッとしました。明日香の人間離れした生命力も、桃子の例があるので無理やり納得できないというものでもないところですが、今回の桃子の異常な回復ぶりが前フリだったとしたら大したものです。さらに駐車場で鎌男に襲われた女性が駐車場に出没する女痴漢で、桃子に告白されて舞い上がっているかと思われた横内警部補(マギー)が、キャバ嬢に義理立てて桃子とのデートを断るという変形3段落ちを見せてくれました。お見事です。