ガリレオ 第6回

薫(柴咲コウ)の小学校の同級生だった占い師の坂木(新井浩文)は、幼い頃からモリサキレミという女性が運命の相手と信じていましたが、高校生の森崎礼美(堀北真希)の部屋に不法侵入するという事件を起こします。坂木は逃走しながら薫に電話を掛け、礼美の方から「会いに来て」と呼ばれたと告白するのですが謎は二つ、なぜ礼美が生れる前から坂木はその名前を知っていたのか。そして坂木の占いの道具である水鉢に浮かんだ「会いに来て」の文字。最初の謎はモリサキレミ=森崎礼美ではないので、偶然の一致ということでも説明できますが、水鉢に浮かんだ文字の謎は湯川(福山雅治)の出番です。そして湯川が出した結論はモリサキレミ=薫ということ。幼い頃、坂木と薫が遊びに行っていた画家の北野の家で、薫をモデルに「礼美」という名前の女性画のシリーズを描いていた。坂木も薫を礼美と呼んだりしていたのです。そして森崎礼美は母親が北野と不倫して出来た北野の娘でした。水鉢に浮かんだ文字は母親がオブラートに書いて水に浮かべたものでした。母親には事故死したとされていた北野をも殺害していたのです。
今回は物理法則を適用した理詰めの謎解きではなく、湯川による推理に推理を繋げる形での謎解きになってしまったのが少々不満。湯川には物理法則による有無を言わせぬ証拠を突きつけるような活躍を期待したいものです。それにしてもゲストの堀北の出番が非常に少なかったのは残念でした。贅沢な使い方といえばそうでしょうが・・・。