ガリレオ 第4回

今回の謎は自宅の室内プールで死亡した若い女性。死因は心臓麻痺なのですが何故か胸の皮膚の一部だけが壊死していた。薫(柴咲コウ)は何故皮膚が壊死したのかと湯川(福山雅治)に尋ねましたが、彼には「それは物理学の範疇じゃない」と言われてしまう。犯人は四谷工科大学の大学院生の田上(香取慎吾)なのですが・・・。死亡した女性の通っていた四谷工科大学で掲示板に“皮膚疾患の先端技術”という文字を見つけた薫は研究室を訪ねて田上に出会う。
今回のトリックは湯川にも難問だったようでかなり苦しんでいましたが、薫が研究室に落としていったブローチが田上から贈られたもので、超音波加工機で削って作られたものであることを知って超音波を殺人の道具にすることに気付きます。「強力な超音波を水中で人間の胸に向けて放射すると破壊作用が、水、皮膚、体液、と繋がり、最後には、心臓に達する。その課程で皮膚が壊死したんだ。水を媒体にすることによって超音波を殺人の道具に出来るんだよ。」
おかげで田上に狙われた薫は間一髪のところで救われますが・・・。田上によってホテルのディナーに睡眠薬を盛られて浴槽で熟睡してしまった薫は、同僚の刑事たちに見事その裸体を見られてしまったわけで同情いたします。
それにしても今までの殺人では自らが実行犯になっていたようなのに、最後だけ代役を立てたのは何故なのか。また、完全犯罪を名乗りながら皮膚の壊死という共通の証拠を残した時点でダメダメでしょう。理系の犯罪者にしては最後の詰めが甘すぎましたね。
毎度のことですが湯川研究室の学生達が地味に活躍しています。高山都ファンとしては彼女(渡辺美雪)のメガネ姿がありがたや。