のだめカンタービレinヨーロッパ 第一夜(昨夜放送分)

二部構成の第一夜は「千秋カンタービレ」と言ってもよいくらい千秋(玉木宏)をメインにした指揮者コンテスト篇。常に充血して潤んでいるかのような瞳が印象的。千秋がコンテストで自信に満ちていた高い鼻を折られるものの、実際は自信を持っていて問題のないレベルの実力を認められていたというお話。前回のメンバーはのだめ(上野樹里)を含めてパワーを全く失っておらず、どちらかと言うとよりパワーが増しているといってもよいくらいの演技を見せてくれました。それだけにサエコの出演がなかったのが残念。今回登場したフランク(ウェンツ瑛士)とターニャ(ベッキー)はシュトレーゼマン(竹中直人)に負けず劣らず怪しげな外国人でしたが、途中から字幕を取っ払ったドラマにするには必要なキャスティングだったかもしれません。コンテストで演奏されるクラシック音楽プラハ放送交響楽団のメンバーによる演奏)はまさしくこのドラマがホームシアターシステムに適合したものであることを実感させてくれます。まあ、視聴率が良ければこそ本格的にヨーロッパロケをおこなってのスペシャルドラマが制作できるのであって視聴率さまさまです。それにしてもリヨン駅をコスプレイヤーで埋め尽くしての撮影風景は、ドラマの中で見る以上に異様な光景だったでしょうね。