好評だった映画、アニメに続いて満を持して登場したテレビドラマ版。大学、それも美大のキャンパスライフという楽しくも混沌の世界を描けるかどうかがドラマ成功の鍵だと思いますが、初回を見た時点では少々上滑りしている感が強い印象。花本はぐみ（成海璃子）、山田あゆみ（原田夏希）のキャスティングは良しとしても、竹本祐太（生田斗真）、真山巧（向井理）、森田忍（成宮寛貴）の男優陣はありがちでつまらない。誰一人として美大生ではなく普通のイケメン大学生に見えてしまうところが失敗。漫画原作のコマとコマとの間に存在する「間」を含めた雰囲気をどの程度出すことが出来るか･･･、難しいかもしれません。舞い乱れる桜の花びらの描写でＣＧ技術の凄さは十分理解しましたので、晴天の下での雨降りのシーンもナントカしてもらえませんかねぇ、興醒めしちゃうので。
