少しでも世の中に役に立って死にたいと考える善男（小日向文世）でしたが、現実はしのぶ（吉高由里子）の誘拐犯になってしまっていました。善男を追って箱根に入った平太（松田龍平）と、リカ（栗山千明）に依頼された殺し屋・片山（温水洋一）、別目的で善男の行動を見張る杉本（生瀬勝久）。臨床心理士の前で心情を吐露するみずほ（小西真奈美）。登場人物それぞれの思惑と行動は興味深いものがあります。また、飛行機事故で亡くなった三波（今井雅之）の存在の意味も謎を呼びます。訳がわからず先の見えないストーリー展開ですが、それが不快に感じられないところがこのドラマの良さでしょう。回を重ねる毎にしのぶは可愛く、みずほはいとおしく、リカは凄まじさを加えて美しくなってきています。そんな彼女達を見るのも楽しみのひとつです。
