政治家が秘書の息子共々海外で事故死して、勘当同然だった小学校教師の朝倉啓太（木村拓哉）に後継者としての立候補のお鉢が回ってくる･･･。見事にマンガ「加治隆介の議」の設定そのままの展開でドラマはスタートします。マンガにはなかった総務会長秘書の美山理香（深津絵里）が話を引っ張る存在として機能しているので、巷間騒がれているパクリ疑惑はあまり気にしなくてもよさそうです。日本のドラマらしくスタイリッシュさに欠けた泥臭い演出が散見されるのは仕方のないところですが、テンポと間の感覚が割と面白いので引き付けられるものはあります。ただ、話の内容が大仰なだけに最後まで破綻のないストーリー展開だけはお願いしたいところです。
