本宮ブランドの原作ドラマは既に完成型といってもいいスタイルを持っていて、主人公が変わろうが、放送する局が変わろうが微動だにしません。ただ視聴者は様式美といってもいいこのドラマを楽しむか楽しまないかの二者選択を迫られますが、こういうドラマは楽しもうとして見なければ意味がないでしょう。企業を舞台にしてはいてもコン･ゲームのような緻密な脚本･演出ではなく力技で展開させるのが本宮ワールドですからね。肩の力を抜いて美鈴ママ役の井上和香、社長秘書桜井役の青山倫子や小川奈那、安座間美優、塩山みさこ、金田美香の姿を楽しむとしましょう。それにしても小川の加齢感には驚かされました。メイクのおかげでしょうが魅力とは違う方向にベクトルが働いてしまっています。
