[ドラマ]ヴォイス〜命なき者の声〜 最終回(昨夜放送分)

事前に得られた情報から予断をもって司法解剖に立ち会う。相変らず法医学のあり方とは正反対の方向を向いてしまっているドラマですが、遂に最終回を迎えても冷徹なる事実が大己(瑛太)の妄想を補完するものとして利用されるというスタンスに変化はありません。制作側はヒューマンなドラマに仕上がると考えていたようですが、私を含めた視聴者がそう受け取ってくれるかどうかは疑問です。本来の法医学はCSIのように派手に描けるものではなく、基本的に地味な作業が中心となるだけに、ドラマでは演出を加えたくなるのでしょうが、地味さ爆発の法医学ドラマも見てみたいものです。