最近のこの手のドラマにありがちなのですが、謎の組織のメンバーが若者中心でヤンキーやオタク系の人間で構成されているのは、リアリティを考えた場合にかなりの無理が感じられます。裁判員の判断を恣意的に誘導する為に、様々な手段を利用して彼らを陥れようとするのが描かれるわけですが、ある意味コン・ゲームとしての面白さを追求するならば、徹（生田斗真）の側からの反撃手段としてオタク系の知識や技術を利用するという方がリアリティを持つように思います。どうやら徹の孤独な戦いが始まるようですが、その成り行きを楽しませてもらいましょう。現状では魔女と呼ばれる鏡子（石田ゆり子）があたかも犯人であることが確定のような描かれ方ですが、本当に見たままなのでしょうか。そんなに分かりやすい展開にはならないような気もするのですが･･･。
