[ドラマ]魔女裁判 第5回(土曜夜放送分)

裁判員制度を利用して判決誘導のビジネスを行おうとするのなら、その最初の事例から顧客を裏切っていたらビジネスの信用を失ってしまうと思うのですが・・・。相変らず簡単に情報を手に入れることに成功していますが、その手法は大胆と言うよりもかなり杜撰で際どいもの。いずみ(加藤あい)が突然事件に積極的にかかわろうとすることや、彼女の観察力の鋭さが急に強調されるようになるのもご都合主義が過ぎるというものでしょう。鏡子(石田ゆり子)の自殺未遂で公判がいつ再開されるか分からないにもかかわらず、いずみの娘を祖母の元に引き取ってもらって組織の脅しに対抗しようとする気構えは立派ですが、情報を我が物のように操る組織に対しては、肉親の住所など秘密でもなんでもなく、却って危ないような気がしないでもありません。話の流れは悪くないのですが常にツメが甘いように感じられて残念です。