アルビレックス新潟 4−1 清水エスパルス

目の前で圧勝劇を見るのがこんなに気分のいいものなのかと感激。エスパルスは攻撃陣でヨンセン、守備陣で岩下の不在が大きかったようです。もちろん中2日という強行日程とアウェーでの長距離移動というのも考慮すべきかもしれませんが、それを強く主張するのは言い訳にしかならないと思えるぐらいにエスパルスの試合運びはちぐはぐでした。一方のアルビはミシェウの動きが素晴らしかった。本日のMOMという評価を与えて間違いありません。神出鬼没の動きのように見えながら、ボールの出所を予期したかのようなポジショニングと、そこを通すかというパス。そのアイデアに唸らされますが、最初のうちは矢野となかなか呼吸が合いませんでしたが、そのアイデア溢れるパスが実ったのが後半に生れた矢野の3点目です。時間を戻して前半の戦いでは、チョ・ヨンチョルのドリブル突破で平岡がユニフォームを引っ張ってしまいイエローカードペナルティエリアの少し外という絶好の位置からルシオ・リシャルデスが放ったフリーキックは、5枚並んだ壁の191cmという最も高いボスナーの上を越えると急速に曲がって落ち、横っ飛びしたキーパーの西部も届かないゴールの左隅に飛び込む見事な先制弾となりました。そして2点目はチョ・ヨンチョルエスパルスDFのクリアしたボールを上手く拾って厳しい角度ながら決断良くシュートし、見事にサイドネットを揺らしました。このシュート意識の高さが彼らしさですね。後半早々の矢野のゴール以外にもエスパルスの選手の体の重そうな動きが目立ち、脚も止まるようになっていきます。途中交代で入ったが個人技でゴールを決め一矢を報いますが、この段階ではチームとしての攻めは機能しておらず、頼みとするのは個人技とセットプレーだけという感じでさほど怖くはありませんでした。とどめにチョ・ヨンチョルがPKを得てしっかりと決め、ロスタイムの5分を無難に消費して快勝でした。前節の山形戦敗戦を引き摺らず、すぐさま勝ち点3を積み重ねることができたのが素晴らしい。次節は中3日でホームに川崎を迎えます。昨年は残念ながらドローに終わってしまい川崎に勝ち点を与えてしまいましたが、ビッグスワンではまだ川崎に負けたことがありません。この記録を続けていって欲しいものです。