もっと温泉に行こう! 第7回秋保温泉編

スカパーのフジテレビNEXT、TWOで放送されています。毎回ひとつの温泉郷を紹介。第7回は開湯1500年の歴史を誇り奥州三名湯にも数えられる宮城県の秋保(あきう)温泉を紹介。仙台都心にも近いため宿泊客だけでなく日帰り客の利用も多い人気の高い温泉郷。その歴史は古墳時代後期から始まるとされ、以後「拾遺集」「大和物語」などにも歌われ、その後も皇室の御料温泉として位置づけられており「名取御湯」と称されていました。第84代順徳天皇のときには、皇室が選ぶ日本の名湯9ケ所の中で、信濃・名取・犬養の三温泉だけが「御湯」という称号をつけられており、古来これらは「日本三御湯」と称せられ、その後も多くの歴史が生まれた趣深い温泉郷となっています。
今回出演してくれたモデルは名前が不明。彼女もまた前回のモデル同様にウェストの締まった良いスタイルの持ち主ですが、入浴シーンでは後ろ姿が圧倒的に多く、横顔ですらアップが少なかったのは残念でした。
さて本編で最初に訪れたのは天皇皇后両陛下も宿泊されたことのある「篝り火の湯 緑水亭」。高台の自然に囲まれた近代和風旅館で、広大な庭園の広さはなんと三万坪もあります。最初に案内された部屋は「満天の夢」。明るく開放的な造りに、極上のリラックス感が漂う和風モダンな部屋で、デッキスペースを備えた客室露天風呂がありました。さっそく露天風呂に入浴。客室併設なので特に脱衣所はなく、部屋で服を脱いで下着もそのまま畳の上に置くかたち。風呂上りに浴衣に着替えて次の部屋へ。純和室「つばき館」は無駄のない洗練された美しさに心地よさを覚える部屋で、和やかな景観を一望できる安らぎの空間でした。
続いては大浴場「緑水の湯」に入ります。広々とした御影石造りの浴槽にたっぷり注がれる源泉は、神経痛や関節痛などに効果ありと言われています。脱衣シーンで形のいい胸とトップスを瞬間的に披露してくれた以外はお尻の割れ目をサービスするばかり。湯の中を移動する際に横から写したカットでは、わずかに下腹がプクンと飛び出して見えました。
地元の旬の食材を使った料理は、品数も豊かで実に美味しそうでしたが詳細は省略。
そして野趣溢れる岩造りの露天風呂「篝火の湯」。自家源泉の茶色がかった濁り湯は鉄分を含む泉質で、疲労回復や神経痛などに効果があります。東屋のある和風庭園のような趣の中で、巨大な天然石を積み合せたオブジェが迫力を感じさせます。夜には篝火が炊かれ、ライトアップされた露天風呂は、幻想的な美しさを見せ神秘的な世界へいざないます。夜の入浴カットは湯気に霞んで本当に幻想的、雰囲気とイメージを楽しむ映像でしょう。
湯上りにはエステルーム「ローズノート」でさらに高級な癒しを・・・。天然の植物性素材で作られたアロマオイルを、その日の体調に合わせてブレンドし、経験豊かなエステティシャンが繊細で巧みにマッサージを施します。薔薇の香りに誘われて、安らぎと幸福感を味わうことが出来ます。
部屋に戻って再び併設の露天風呂に入浴。ようやく彼女の裸身のアップ映像をカメラが捉えてくれました。
2軒目の宿は秋保温泉街で唯一、自噴源泉を有する「ホテル華乃湯」。最初に案内された客室「さくら」は和のおもむきに彩られて落ち着きがあります。部屋の外へ出れば、川のせせらぎがすぐそばに響く客室専用の露天風呂が備えられていて、吹き抜ける爽やかな風の中、素朴な風情に包まれながら、一人きりでゆったりと堪能する事ができます。部屋で脱衣して浴衣への着替えシーンでは外側の窓が全開だったので大胆に感じました。続いて紹介された特別室は和と洋、両方のスタイルが取り入れられおり、窓の外には、生い茂る緑の木々の息を呑むような光景が広がります。和洋室タイプの部屋の奥には、ゆったりとくつろげるベッドルームが用意されていました。
入浴映像は目の前に、清流・名取川を望む露天風呂「月下美人の湯」から。視線の先に広がるのは、見事なまでの調和を見せる川と緑の造形美で、時が経つのも忘れてしまうほどの美しさをたたえています。今回も入浴姿はほぼバックショットが中心で、お湯の揺らめき越しに見えるお尻の割れ目が演出効果を感じさせます。
続いて宿の7階に設けられた展望大浴場、「満天星の湯」に移動。大きく縁取られた窓。外には、季節ごとに変化する、秋保の里山が広がっており、心を奪われるかのような山々のたたずまいが垣間見えます。
源泉掛け流しの貸し切り露天風呂「楓の湯」は川の流れと一体となったかのような開放感に浸ることができ、溢れる湯を一人占めできる贅沢を味わえます。秋保の自然に心を預ければ、日常では味わうことのできない時間が流れていきます。ここでもまたお湯の揺らめき越しに見えるお尻の割れ目を狙った演出が目を惹きます。というか、それ以外に映像的なサービスはなく、モデルの入浴姿が主役にはなっていません。番組の主旨としては間違っていないのでしょうが、もう少しサービスが欲しいといったら欲張りすぎでしょうか。
お料理は、四季折々の恵みを取り入れた、旬の味覚で色鮮やか。食べて見なければ評価のしようがありませんので感想は省略します。
夜になって岩作りの露天風呂「水芭蕉の湯」に入ります。むき出しの岩肌が、ありのままの自然を思わせ、立ち上る湯煙が幻想的な雰囲気を醸し出すなかで、昼間とは全く違う情緒に包まれた湯浴み。BGMと合わせ、まるで別世界にいるかのような感覚。肌にまとわる豊富な湯煙に、自然の恵みを愛でながら、湯の香り、湯のぬくもりを心行くまで楽しめる空間となっています。モデルが色々な姿勢をとってくれるのですが全てバックショットになってしまったのが惜しい。
湯上りにはエステサロン「花」で安らぎの香りに包まれ、アロママッサージやリンパマッサージなどでの心地よい刺激で、身も心も優しく解きほぐしてもらえます。
最後に夜の部屋併設の露天風呂に入浴。ここでようやく正面からのカットを見ることが出来ましたが、入浴姿を楽しむという回ではなかったようです。まあ、そういう楽しみは外道だと自覚はしていますので仕方ありませんね。エンディングで流された入浴映像のピックアップ映像の方がまとまっていて、これで十分という感じでした。