プレイバックスカパー「RESET」 第11回(2003年6月放送分)

膨大な数となってしまったCSの未見のアイドル番組をチェックしつつ紹介するエントリーです。D−VHSビデオのメインテナンスを兼ねて視聴記録を残しています。
「RESET」はアイドルに密着取材する番組。今回はミュージカル『美少女戦士セーラームーン』の主役である3代目の月野うさぎセーラームーン役に500人にも及ぶオーディションの中から選ばれた神戸みゆき。惜しくも2008年に24歳の若さで心不全のためにこの世を去ってしまいましたが、在りし日の彼女に密着した映像ということになります。
映像は江守徹演出の舞台「山ほととぎすほしいまま」や映画「バトルロワイヤル2」に出演する彼女に完全密着。楽屋や稽古風景、ゲネプロ、アフレコ風景、本番と多くの現場にカメラが入り込むとともに、彼女自身にカメラを預けて撮影してもらった映像もありました。
共演者の大和田信也、高橋恵子、各務立基、演出の江守徹にも彼女について語ってもらっています。
途中に挿入されるロング・インタビューでは、大御所に囲まれての舞台で、大きなプレッシャーを感じながらも充実した時を過ごしていた彼女の姿が浮かび上がります。
録画テープのチェックが大幅に遅れているため、彼女の死後に、それも7年前の映像をようやく見るというという失礼極まりない状況でしたが、あらためて彼女の持つ女優・タレントとしての得難い才能を再認識させられました。本当に惜しい才能を失ってしまったものです。
それにしても今回の映像は追悼用の映像にも使用できそうなしっかりした内容でした。