Road of Negiiiiii 〜TADAIMA〜 2016 Summer at NHKホール(7/30)

私も紹介していますが、すでに多くの方のレポートがネット上にアップされています。ライブの時系列に沿ったレポートはそちらにお任せして、遅くなってしまいましたが、感想を箇条書き風に書いてみようと思います。もちろんセットリストなども他のレポートを参照してください。
介護の必要な母親を抱えた私は本来ならば上京できるはずはなかったのですが、どうしてもNHKホールで彼女たちを見たいという思いが強くなり、職場に有給休暇願を出し、ケアマネージャーさんと相談して、デイサービスのショートステイへの変更と訪問ヘルパーさんの日程変更をお願いしてからチケットを取りました。
当日、施設からのお迎えが来て母親をお願いすると、急いで支度して出発。最寄りの駅から新潟駅へ出て新幹線に乗り換えましたが、この時点でネギキャップを忘れたことに気づいてやや落ち込みました。
私にとって上京は6年ぶり。前回はドイツプログレ界の重鎮、クラウス・シュルツの来日公演に招待されて以来ですから、ライブの出演者の傾向もまるで違ったもので、我ながら感心してしまいます。そういえば、当時も公演終了後ダッシュで最終の新幹線に乗って帰ってくるという無理をしていました。
新宿でプログレの輸入盤を漁ってから渋谷に回り、タワレコに寄ってみましたが、婦人倶楽部のCDは売り切れでした。そこからNHKホールへ向かいましたが、異常な暑さに熱中症になりかけました。ネギキャップを忘れてしまったのを後悔しましたが、既に遅しでした。
幸いにもNHKホールに到着すると、並木による日影がたくさんあり、風も通っていたので命拾いしました。会場前にmk chiveさんとお会いできたのはさらにラッキーでした。おかげで開場まで充実したひと時を過ごすことができました。
開場後、ロビーでNegicco宛の花が並んでいるのを見たりしていましたが、女性の比率が確かにアップしているのを感じました。彼女たちの想いが形となっているのですね。そしてNegiccoのコスプレをしている3人組の女性が何組かいましたが、その中でもキケチャレのコスプレは素敵でした。ライブの中でもNegicco本人にいじられてましたね。
席は2階席ぽんちゃサイドの一番端でしたが、大型スクリーンもあり目視には十分でした。
スタートのオケバージョンの5曲は懐かしい曲ばかりでした。新しいファンの反応が気になりましたが、問題なく受け入れられている印象。会場を埋めるネギライトの明かりが壮観でした。
Make Up Preludeからバンドバージョンでスタートした6曲目以降は、ニューアルバムの「ティー・フォー・スリー」収録曲を中心としたセットリスト。NegiBandとの息もぴったりのパフォーマンスを見せ、聴かせてくれました。
アコースティックコーナーはいつもとやや違った印象。バンドセットの演奏によるためか異様に音圧が強く感じられましたが、リズム隊が前面に出た構成だったからでしょうか。個人的にはユニークで好みの音に仕上がってました。
そして、一番感心したのが「江南宵唄」「Good Night ねぎスープ」の2曲。7/20のNegicco 13th Anniversary×TOWER RECORDS SHINJUKU『Negicco 13回目の結成記念日』で初披露したものの、どちらもまだフィットしていないといった印象でやや心配だったのですが、このNHKホールではきっちりと仕上げてきました。さすがです。
アンコールでのNao☆ちゃんの武道館一時撤退宣言には、どちらかと言えばほっとさせられました。至上命令を遂行するが如く無理矢理に武道館を達成して燃え尽きられても困ります。もっと余裕をもって武道館に立ってもらい、その後も変わりなく活動を続けてもらいたいというのがネギヲタの夢なんですから。
Nao☆ちゃんの宣言で重大発表は終わったかと思いましたが、最後の最後、映像でのスタッフロールが流れ終わった後でサプライズ告知が画面に映し出されました。
「2017年新春
 2マン
 Negicco × 私立恵比寿中学
会場が何処になるのかはわかりませんが、それなりの大箱が用意されるのでしょうね。対バン相手に違和感を感じる方もおられるかもしれませんが、Negiccoはツーマンの相手に誰が来ようが受けて立てるという稀有の存在です。あらゆるジャンルの対バン相手のファンにアピールして、改めて武道館への歩みを踏み締めていくのも、間違いのない手法なのではないかと思います。
ライブ終了後はネギヲタの集会に参加させていただき、新宿バスタからの高速バスに乗って新潟へ帰ってきました。近年になく充実した22時間でした。