Negicco最強の販売促進ツール

1月3日の新春特別公演「私立恵比寿中学×Negicco〜当日までには仲良くなろうね〜」は在宅派のネギヲタだけにニコニコ動画の中継で見たのですが、本番スタート前のかなり早い時間から、対バン相手を知らないそれぞれのファンのために、予習用として相手の映像が提供されました。Negicco側は最新BD「Negicco at NHKホール〜TADAIMA〜2016 Summer」の編集版で約1時間半。実はこれが素晴らしいプロモーションになっていました。本番数時間前の放送スタートにもかかわらず視聴者は1万人を超えていました。ファンの数的比率で言えば圧倒的に私立恵比寿中学のファンが多かったはずですが、Negiccoというアイドルの存在は知っていても楽曲やパフォーマンスは未体験であったはずの彼らに、最新かつ最も充実したライブパフォーマンスの映像を提供したものですから、その反応は見事なものでした。ニコ動の特徴的な機能にコメントが画面上を流れるというものがありますが、画面上を流れるエビ中ヲタのコメントが、Negiccoを知った衝撃を正直に反映していて、見ていたネギヲタとしてはとても気分が良い思いをさせていただきました。アイドルそのものに関心を持ちながらNegiccoを知らなかった約1万人の人々に、Negiccoをアピールすることに成功した瞬間でした。それも最も伝えたい彼女たちの卓越したパフォーマンスをダイレクトに伝えることができたのですから最高です。画面上を流れるコメントがそれを明白に伝えていました。いつもネギヲタが他の人々に伝えようと悪戦苦闘しているNegiccoの良さを、エビ中ヲタの皆さんが自らの言葉で的確に表現されているのです。そのうえでわからない情報を質問し、ネギヲタがそれに情報を提供するという素晴らしい流れが出来上がっていました。
本番の「私立恵比寿中学×Negicco〜当日までには仲良くなろうね〜」の構成や演出も上手く、双方のヲタにとって満足のいく内容でしたし、もちろん本番もニコ動で中継されていたために、最終的には4万人を超える視聴者を獲得しました。おかげさまでその後のツイートやBLOGでのレポートも充実(特にエビ中ヲタによるもの)し、意義あるツーマンライブとなりました。その結果としてNegiccoのアルバムやシングルの売り上げアップに貢献することとなったのは、タワレコさんの週間売り上げランキング発表や、エビ中ヲタさんによる購入報告のツイートの数々で確認できました。
最新BD「Negicco at NHKホール〜TADAIMA〜2016 Summer」は私も購入していましたが、ニコ動で流された編集版は画面上を流れるコメントの効果もあって新しい魅力をもって私の目に飛び込んできました。Amazonではまだ在庫があるようですが、基本的に再プレスが考えられていない限定盤ですから、今回のような使用のされ方でしたら、売り上げへの影響はないどころか、逆に新たな需要を生むこととなっているかもしれません。
惜しむらくは「私立恵比寿中学×Negicco〜当日までには仲良くなろうね〜」以降、直近でNegiccoのパフォーマンスに触れる機会が設けられておらず、チャンスを新鮮なまま活かすことができないであろうことでしょう。最新BDをツールとして活かす戦略があったならば、このような空白は開けなかったはずで残念でなりません。「鉄は熱いうちに打て」ではありませんか。最新BD「Negicco at NHKホール〜TADAIMA〜2016 Summer」が強力な販促ツールであることがはっきりしたわけですから、今後はこれを有効活用するとともに、最新ライブについては常にそのライブ映像を販促に活用できるよう対策を打っていっていただきたいと思います。武道館へのチャレンジはいったん延期しましたが、Negiccoの伸びしろはまだまだ十分にあるのですから。

Negicco at NHKホール~TADAIMA~2016 Summer(BRD) [Blu-ray]

Negicco at NHKホール~TADAIMA~2016 Summer(BRD) [Blu-ray]